出張で行った川崎。

相変わらず某「場末地区」にある取引先を尋ねた帰りに、
川崎きってのイカガワシイ地区へ向かった。

・・・90分後、イカガワシイ用事をソソクサと済ませたところで、腹も減ったので、ローカルの食堂を探して同地区の周辺を散策することにした。
fuckthisplace
そこで見つけたのが「キッチンとらじろう」だった!

ごらんのとおりの店構えだから、2回ほど店の前を素通りして、薄暗い店内の様子を遠目にうかがったうえで、意を決して入店することにした。

そして入った店内には何人だかわからない、東南アジア系(?)の女の店員が一人。「いらっしゃいの」の言葉もなく、愛想笑いもなく、仏頂面でおしぼりを渡される。

「こりゃぁ、久しぶりの大失敗だわい」と思いつつ、せめてブログのネタにと気持ちを切り替えて、その愛想のない小太りの店員に「オススメ」のメニューを聞いた。

そして勧められた料理は「ステーキ」。

「じゃ、それで」とオーダーしたものの、その女、いっこうに料理を始める気配はない。5分ほど立っただろうか、店主がやっとご帰宅。やっと料理開始となった。

ほどなく店主が「はいっ」と言って人の目の前におもむろにマグカップを片手で差し出した。

そりゃぁ、中身はスープなのくらいわかるけど、「スープです」とか説明くらいしませんか?

そして不味くも上手くもないスープを飲んでいると、「ほいっ」(サラダですよ。言わなくてもわかるでしょ的な口調)とマカロニサラダを渡される。

・・・ヤレヤレと思いつつ、マカロニをフォークで刺したところ、明らかにマカロニに芯が残っている手応え。まぁ一応確認までにと思い、マカロニを口に入れるが案の定、大変カミごたえのあるマカロニであった。

硬いマカロニを自虐的な思いで、粛々と咀嚼を続けながらキッチンを眺めるも、いっこうにステーキが焼かれている気配が感じられない。

「うむ、これも人間修行の一環であるぞ」とポジティブシンキングに気持ちを切り替えた僕は、不機嫌な表情が表に出ないようにしつつ、この店で起こったことをあとでたっぷりブログの記事にできるように、あれこれipadにメモして時間を潰してステーキを待つことにした。

すると、いきなり常連らしきおっさんが足早に入店。席につくなり人の顔をジロッと見てから店主に向き直り、開口一番「またパチンコにツッコンジマッタゼェ」的な会話を店主と交わし始める。ちなみにこの客に対しても件の東南アジア女はいらっしゃいの挨拶はなし。

どうやら店主もパチンカスらしく鬼武者がドウノコウノの会話が10分ほど続いただろうか、満を持して運ばれてきた寅次郎オススメの「ステーキ」がこれである。
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↑ 肉野菜炒めではない。あくまでも単品価格1000円のステーキである。

まぁ、イロイロあったけど、このステーキがウマカッタラ、すべてを洗い流そうと意を決してステーキを口に。

ふむ、正直言って不味くはない、でも美味いかと言われたら首を横に振るレベルの味だ。そもそも、なぜステーキの下に大量のキャベツ炒めを敷く必要があるのだ? 肉汁が全く味わえないではないか。まぁ肉野菜炒めとしては食えないこともないしなぁと思いつつ、ライスを口にした瞬間、僕はこの店に殺意を抱いた。

茶碗で供されたライスが、
どう考えても半日以上は炊飯器に入れっ放しだった時のような、
すえた匂いがしたからだ。

お金を払ってこんな臭い飯を口にしたのは、
40年生きてきてたったの2回しかない。

あれは、30年以上も昔、ヒロシが中学生だったころ、ライスお代わり自由を高らかにうたう、ヤンキー夫妻が経営していた国道沿いのラーメン屋で遭遇した、炊飯器のなかで30時間は保温され続けた果てに、黄色く変色してぬるっとした食感のライス以来だ。

で、この店のライス。さすがに糸はひいていないが、匂いがキツスギて、とてもじゃないが2口目を口に運ぶのは厳しいレベルだった。

もうとにかく、早く店を出よう、そしてこの怒りをブログにぶつけようと思った僕は肉とキャベツを無心で片付けた。

そして「ご・ち・そ・う・さ・ま」と絞りだすように口にだし、店奥にいる無愛想な女に勘定を促した。

ところがどうだ
「さも、お前がここまで払いに来い」とばかりに、
女は無言で店の奥からコチラの顔を見ているではないか。

「いったいどこまで辱めを受けるのかと」奥歯を噛み締めつつ、店の奥に行き1500円を支払う。

すると今度は「お釣りの小銭がない」とのたまうではないか!夜の営業時間ではおそらく最初の客に渡す小銭も用意していないとは・・・。

つり銭を外にいって用意しようとする店主とその女店員。とてもじゃないが、一刻も早くこの店を出たかった僕は、あらためて財布を探して、なんとか小銭をかき集めて代金1350円(この内容で!)を支払ってうんざりした思いで店を出たのであった。

帰宅後、あまりにもふざけた店だったので「キッチンとらじろう まずい」でググってみたところ、さもありなん、過去にもトラブルが絶えない店なのが確認できたのだが、そんな店が「食べログ」で★★★だったのに驚いた。

納得出来ない、絶対に納得出来ないぞ!



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