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9月から既刊を丁寧に読みかえし、これまでのストーリーや伏線を頭に入れて万全の体勢で迎えたアルスラーン戦記の最終巻「天涯無限」を先程読み終えました。

なにせ10代半ばで読み始めてから、20代、30代、そして40代でと、過去30年で最低5回は読みかえしている作品なので、その時々の自分の思い出が蘇ってきて、新年早々ノスタルジックな余韻に浸っています。

正直言えば、2部の後半の足早な展開とキャラの屠殺場となったラストの決戦と後日談に不満が残るものの、これだけ夢中にさせてくれた物語を作り出し、しっかりと完結させてくれた作者には感謝です。